「求人を出しても、誰も来ないんですよ」
岡山市内の企業様から、そう相談を受けたのは昨年の秋のことでした。求人サイトやSNSに毎月広告費をかけているのに、応募は月に1〜2件。しかも来ても面接で来なかったり、採用しても3ヶ月以内に辞めてしまったりする。
「うちの仕事、そんなに悪くないと思うんですけどね」と、その社長はため息をつきました。
私はその言葉を聞いて、すぐにピンときました。問題は「仕事の中身」ではなく「伝え方」にあると。
この記事では、岡山の中小企業が採用でつまずく3つの根本的な原因と、それを動画で解決するための具体的な方法をお伝えします。
なぜ今、採用が「難しい」のか

一昔前の採用は、求人票を出して待っていれば、ある程度の応募が来ていました。しかし今は状況が大きく変わっています。
求職者は企業を選ぶ際に、まずその企業を検索します。会社のホームページを見て、SNSを調べて、口コミサイトを確認する。その過程で「この会社、なんか良さそう」「ここはちょっと不安かも」という印象を形成していきます。
つまり、求職者はあなたの会社に来る前から、すでにあなたの会社を「評価」しているのです。
この変化に対応できていない岡山の中小企業が、採用に苦しんでいます。では具体的に、何が原因なのでしょうか。
原因① 「良い会社」が伝わっていない

先ほどの企業様のように、実際には良い職場環境・良い仕事・良い仲間がいるのに、それが外に伝わっていないケースが非常に多いです。
求人票に書かれている情報は、どの会社も似たり寄ったりです。「アットホームな職場」「成長できる環境」「やりがいのある仕事」——こういった言葉は、求職者の心にはほとんど届きません。なぜなら、どの会社も同じことを書いているからです。でも文面でしか掲載できない以上仕方ないことでもあります。
求職者が本当に知りたいのは、そこで働く「人」のことです。
- 社長はどんな人なのか
- 一緒に働く先輩はどんな雰囲気なのか
- 現場はどんな空気感なのか
- 失敗したときにどう対応してもらえるのか
これらは文章や写真では伝わりにくく、動画だからこそ伝えられる情報です。表情・声のトーン・現場の音・人と人の関わり方——映像はこれらをまるごと届けることができます。
ある会社では、社長が現場で話す3分の動画をSNSに投稿したところ、翌月の応募数が前月の3倍になったという事例があります。求人票の内容は何も変えていません。変えたのは「見せ方」だけでした。
原因② 「入社後のイメージ」が一致していない

採用できても3ヶ月以内に辞めてしまう——このパターンに悩んでいる経営者の方も多いと思います。
この問題の根本原因は、「入社前に抱いていたイメージ」と「実際の職場」のギャップにあります。
求職者は求人票や面接の雰囲気から会社のイメージを作ります。しかし求人票はどうしても「良いこと」しか書かれていないし、面接は双方が緊張している特別な場です。日常の職場の雰囲気は、そこからは伝わりにくい。
だからこそ、「リアルな日常」を見せることが大切です。
社員が実際に働いている現場の映像、休憩中の雑談、失敗したときの上司の対応——こういった「飾らない日常」を動画で見せることで、求職者は入社後のリアルなイメージを掴むことができます。
「こういう会社だとわかって入社したい」という人だけが応募してくれるようになる。これがミスマッチを減らす最も効果的な方法です。
ある介護施設では、スタッフが日常業務を紹介する短い動画をInstagramで毎週投稿するようにしたところ、「動画を見て応募しました」という求職者が増え、入社後の定着率が上がったと聞いています。
原因③ 「認知そのものが足りない」

良い会社であっても、知られていなければ選ばれることはありません。
岡山の中小企業の多くは、採用活動を「求人票を出すこと」だと思っています。しかし現代の採用は、それだけでは不十分です。
求職者は転職・就職を考え始めた瞬間から、日常的にSNSやYouTubeで「働く場所」の情報を収集しています。求人サイトを見る前の段階で、すでに「行きたい会社リスト」が頭の中にできあがっていることもあります。
つまり、求人票を出す前から、あなたの会社を知ってもらう必要があるのです。
これを「採用ブランディング」と呼びます。日頃からSNSや動画で会社の魅力を発信し続けることで、「岡山でこの仕事をするなら、あの会社」というポジションを作っていく活動です。
短期的な採用活動と、長期的な採用ブランディングを組み合わせることが、これからの採用に必要な考え方です。
動画で採用課題を解決するために、まずやること

「動画で採用を改善したい」と思っても、何から始めればいいかわからない方が多いと思います。zerostaにご相談いただく方の多くも、最初は「何を撮ればいいかもわからない」という状態からスタートしています。
まず最初にやるべきことは、「誰に向けて、何を伝えるか」を決めることです。
- ターゲットとなる求職者はどんな人か(年齢・経験・価値観)
- その人が会社を選ぶ際に、一番知りたいことは何か
- 自社の魅力の中で、競合他社には真似できないものは何か
この3つが明確になれば、撮るべき動画の内容が自然と決まってきます。
zerostaでは、この「戦略設計」の部分から一緒に考えています。いきなりカメラを持って撮影するのではなく、まず御社の採用課題を整理し、「どんな動画が採用につながるか」を設計してから制作に入ります。
まとめ
岡山の中小企業が採用でつまずく3つの原因をまとめます。
- 原因①「良い会社」が伝わっていない → 動画で「人」と「現場」を見せる
- 原因②「入社後のイメージ」が一致していない → リアルな日常を動画で見せてミスマッチを防ぐ
- 原因③「認知そのものが足りない」 → 日頃からの発信で採用ブランディングを積み上げる
採用に課題を感じている岡山の中小企業の経営者の方は、まず「今の自社は、求職者にどう見えているか」を考えてみてください。
答えがわからなければ、ぜひ一度ご相談ください。御社の採用課題を整理した上で、動画でできることを一緒に考えます。